コラム

内側から体を温める&栄養たっぷり!妊娠中におすすめの味噌汁レシピ

公開日:2022年12月8日

記事監修:管理栄養士 松尾和美

妊娠中のママやお腹の赤ちゃんにとって、大切なこととはなんでしょうか?答えはストレスを溜めないこと、たっぷりの栄養を摂ること、体を冷やさないように温めることです。今回はこれらを満たし誰でも簡単に作ることのできる、「味噌汁」のお話です。

妊娠中に味噌汁がおすすめの理由とは?

忙しい人でも大丈夫!時短で物理的なストレスが解消できるから

働きながらマタニティライフを送るママにとって、普段の家事に費やす時間は少しでも短くしたいと思いますよね。家事が時短になればなるほど、赤ちゃんのことを準備する時間や貴重な自分の時間も確保でき、ママにとってストレスが少ないのではないでしょうか?味噌汁は、基本的には具材を細かく切って出汁で煮込み、最後に味噌を溶かすだけなので、とても簡単です。また、具材を入れて火にかけておけば基本的にはOKなので、時間もかかりません。野菜や海藻類だけではなく、たんぱく質(肉、魚、豆腐)をたっぷり入れたら、それだけでも一品で十分なご飯のおかずになるので、おかずを何品も作らなくても大丈夫です。

1杯に栄養がぎゅっと詰まっているから

味噌の原料である大豆は、植物性たんぱく質が豊富です。味噌として発酵させることで乳酸菌がたっぷりと含まれ、生きて腸に届き、腸内細菌善玉菌として活躍してくれます。この「生きて腸に届く」ことが重要で、腸内環境を整え、悪玉菌の増殖を抑えたり免疫機能を改善したり、妊娠中のトラブルとしてありがちな便秘や、風邪予防の手助けなどをしてくれます。出汁と味噌に合わない具材はほぼない、と言っても過言ではないくらい、味噌汁にはどんな具材でも入れられるのが特徴です。そこで、1杯の味噌汁に野菜も薬味もたんぱく質源も、ぎゅっと様々な栄養を詰め込んで、一品でも栄養バランスが整うおかずに仕上げましょう!

体を冷やさず、温めるから

妊娠中は、赤ちゃんが育つための栄養を、ママから赤ちゃんへしっかりと運ぶことが大切です。そのためには、まずはママ自身の血液循環を良くしておく必要があります。良い血液循環の鍵は、体を冷やさないように温めることです。味噌汁は煮込んで作り、毎回必ず加熱するため、必然的に温かいものを食べることができます。まさに血液循環が気になる妊娠中の体を温めたいママには、ぴったりなメニューだと言えますよね。

栄養たっぷり味噌汁で解決!妊娠中におすすめの味噌汁レシピ

ほうれん草と油揚げの味噌汁

材料(2人分)
・ほうれん草 1束(約200g)
・油揚げ 1枚(約60g)
・出汁パック 1袋
・水 400cc
・味噌 大さじ2(お好みで調整してください)

作り方
1. 水400ccに出汁パック1袋を入れてよく煮出します。
2. ほうれん草は短冊切りにします。
3. 熱湯を沸かして油揚げを油抜きし、短冊切りにします。
4. 1の出汁にほうれん草と油揚げを入れて、火を止めて味噌を溶かして完成です。

葉酸、鉄、ビタミンCが豊富なほうれん草と、大豆たんぱく質やイソフラボンが豊富な油揚げで、妊娠中に摂りたい栄養がたっぷり摂れます。

根菜としめじの味噌汁

材料(2人分)
・しめじ 1/2袋(約50g)
・にんじん 1/2本(約75g)
・大根 100g
・出汁パック 1袋
・水 400cc
・味噌 大さじ2(お好みで調整してください)

作り方
1. 水400ccに出汁パックを入れて煮出します。
2. しめじは石づきを取り除き、手でほぐします。
3. にんじんはいちょう切り、大根は短冊切りにします。
4. にんじんと大根を入れて柔らかくなるまで煮込み、さらにしめじを入れて煮込みます。
5. 火を止め、味噌を溶かして完成です。

妊娠中不足しがちなビタミンDがたっぷりとれるしめじ、そしてβカロテンが豊富な抗酸化力抜群なにんじん、ビタミンCが豊富で風邪予防に嬉しい大根がたっぷりの、冬に美味しい根菜のお味噌汁です。根菜は体を温めてくれます。味噌に含まれる善玉菌は高温の状態で溶かすと死滅してしまいます。人肌程度(40℃)まで冷ました上で味噌を溶かすことで、生きたまま善玉菌を取り入れることができます。妊娠中はホルモンバランスで便秘になりやすいと言われているため、善玉菌を生きたまま摂ることはお腹の調子が気になるママにぴったりです。

 

妊娠中はママそしてお腹の赤ちゃんにとっても、温めること、そしてしっかり栄養補給をすることが大切です。味噌汁は時短で簡単に作れて、あらゆる食材にも合う万能料理です。特に忙しい妊娠中のママには、今回ご紹介したような栄養たっぷりな味噌汁を作って作り置きもおすすめです。

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この記事の監修者:松尾和美

保有資格

・管理栄養士
・野菜ソムリエ
・美肌食アドバイザー
・栄養療法ダイエットアドバイザー
・ベジフルビューティーアドバイザー
・ファスティングマイスター
・薬事法管理者
・コスメ薬事法管理者

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