公開日：2023年12月13日

記事監修：管理栄養士 松尾和美

妊活で最も大切なことは、赤ちゃんを授かるために妊娠しやすい体を作ることです。妊娠しやすい体作りのためにはまず食生活を整えることが重要ですが、具体的にはどのようなものを食べれば良いでしょうか？今回は、妊活中夫婦で一緒に食べたいおすすめの食材やレシピについて、管理栄養士が解説します。

ビタミンＥが妊活に大切な理由とは？

ビタミンＥは別名・子宝ビタミンとも呼ばれており、妊娠しやすい体を作るためには欠かせない栄養素の１つです。女性だけではなく、男性にとっても必要なビタミンのため、夫婦で一緒に摂っていただきたい栄養素と言えるでしょう。ビタミンＥは、女性ホルモンの作用を整える働きがあり、月経不順の改善も期待できます。また、強い抗酸化力を持つため、卵子や子宮内膜の老化防止にも欠かせません。また、男性ホルモン生成分泌に関わり、男性の生殖機能を維持します。

ビタミンＥが含まれる食材とは？

ビタミンＥが含まれる食材は、植物性のものと動物性のものがあります。植物性のものでは、ナッツ類のアーモンド・ヘーゼルナッツ・ピーナッツなどや、野菜類のかぼちゃ・ニラ・ほうれん草・アボカドなど。動物性のものでは、魚介類のサンマ・うなぎ・いわしなどに含まれます。
ビタミンＥは脂溶性ビタミンの１種なので、油と一緒に食べると吸収率が上がります。油で炒めたり、バターを乗せたり、効率良く吸収できるように工夫して食べてくださいね。

かぼちゃのスライスバター焼き

＜材料（２人分）＞
かぼちゃ 100g
バター 適量
塩胡椒 少々
パセリ お好みで

＜作り方＞
① かぼちゃはわたと種を取り除き、スライスしておきます。
② フライパンにバターを入れて熱しておきます。
③ ①のかぼちゃをフライパンに入れて両面焼き、軽く塩胡椒をふります。
④ お好みでパセリをかけて完成です。

かぼちゃは、ビタミンＥはもちろん、ビタミンＣ、ビタミンＡ、葉酸が豊富な、妊活中は積極的に食べたい食材です。あらかじめかぼちゃを電子レンジで１分加熱しておくと、より時短で作ることができますよ。

焼いたパンに乗せるだけ！アボカドとサーモンのトースト

＜材料（２人分）＞
パン ２枚
スモークサーモン ４枚
アボカド １／２個
アーモンド（砕いておく）２粒
ベビーリーフ ５枚程度
ブラックペッパー 少々

＜作り方＞
① アボカドは半分に切り、種を取り除き、皮を剥いてスライスしておきます。
② お好みのパンをトースターで焼いておきます。
③ ②のトーストに、①のスライスしたアボカド、スモークサーモン、ベビーリーフ、お好みで砕いたアーモンドとブラックペッパーを乗せて完成です。

ビタミンＥを多く含むアボカド、サーモン、アーモンドを一気に摂ることができます。食材があれば乗せるだけで作れてしまうので、少し時間に余裕のある朝ごはんに作ってみてはいかがでしょうか？

フライパン１つでできる！ニラ玉

＜材料（２人分）＞
卵 ３個
ニラ １／２束
ごま油 適量
鶏ガラスープ 小さじ１
醤油 小さじ２

＜作り方＞
① 卵を割りほぐしておきます。そこへ鶏ガラスープ、醤油を入れてよく混ぜておきます。
② ニラは５センチほどに切っておきます。
③ フライパンにごま油を入れて熱しておきます。
②のニラを炒めて、少し火が通ってしんなりしたら①の卵液を入れます。卵に火が入りかけたらヘラで寄せながら炒めて完成です。

ビタミンＥの豊富な卵とニラの簡単レシピです。トマトやもやしなどお好きな野菜を入れても美味しいですし、豚肉やレバーなどたんぱく質の食材を入れたら、一品で栄養たっぷりな主菜の出来上がりです。

 

今回のテーマは赤ちゃんを授かりやすくするために、ビタミンＥたっぷりのおすすめの食材とレシピをご紹介しました。焼くだけ、乗せるだけ、のとても簡単なレシピですので、時間のない時でもさっと作れて便利です。ご夫婦で一緒に食べて、妊娠しやすい体作りをしてみてくださいね。

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この記事の監修者：松尾和美