コラム

産後ケアに何食べる?回復を早める!夏の食材

公開日:2023年7月5日

記事監修:管理栄養士 松尾和美

出産をすると、体は交通事故に遭ったほどダメージを受けると言われています。想像するだけでも痛々しく、大変ですよね。産後の方にも夏出産予定の方にもぜひ知っておいていただきたい、産後のケアにピッタリの夏の旬食材を、管理栄養士がご紹介します!

食事でできる産後のケアとは?

産後の悩みで実際によくある例としては、疲れが取れない・髪がパサパサになった・抜け毛がひどい・肌荒れが気になる・シミができやすくなったなどです。これらはホルモンバランスの変化と妊娠中に赤ちゃんへ優先的に栄養を送っていた証拠で、産後は誰でも起こり得ることです。妊娠中は妊娠を維持するために増えるホルモンが、出産を終えたと同時にガクッと低下するので、ホルモンバランスは誰でも崩れてしまいます。何もせずにホルモンバランスを整えていくことは難しいので、食事からビタミンやミネラル、良質な油を摂ることで、少しでも産後の体をケアできるようにしたいですね。

産後におすすめの夏食材

野菜編

枝豆
枝豆は良質な植物性たんぱく質源です。たんぱく質は髪や肌、血液などの原料となります。後述でご紹介する動物性たんぱく質源とのバランスも大切なので、偏らないように食べてください。また枝豆には、女性ホルモン様に働く大豆イソフラボンも豊富です。ホルモンバランスが気になる産後にはぴったりの食材で、髪のパサつきが気になる人にもおすすめです。塩茹でしたりガーリックソルトで炒めたり、アレンジも楽しいですね。

オクラ
ねばねば成分は免疫力アップにおすすめです。疲労が気になる産後にぜひ食べていただきたいです。シンプルにそのまま焼いても良いですし、輪切りにして納豆に混ぜると栄養アップします。

ズッキーニ
肌の健康に関わるβカロテンやビタミンBが含まれるため、肌荒れが気になる方におすすめです。豚肉と一緒に食べるとさらにビタミンBが摂れるので、産後の肌荒れ対策に積極的に食べましょう。

果物編

パイナップル
ビタミンCが豊富なので、産後のシミが気になる方におすすめです。またパイナップルにはたくさんの消化酵素が含まれるので、調子が低下しがちな産後の胃の働きを助けてくれますよ。

マンゴー
βカロテン、ビタミンCが豊富なので、産後の肌荒れやシミが気になる方におすすめです。また葉酸も豊富です。葉酸は妊娠中に摂るイメージがありますが、血を作る際に必要なビタミンなので、産後の貧血が気になる方にもおすすめです。

魚介類編

アジ
アジは動物性たんぱく質が豊富です。髪や肌、血液などあらゆるものがたんぱく質を原料に作られるので、前述でご紹介した枝豆など植物性たんぱく質源と、バランスを見ながら偏らないように食べてください。さらにアジには良質の油であるDHA・EPAや鉄も含まれるため、母乳育児をしている方に特におすすめです。

ホタテ
ホタテはアジと同様に動物性たんぱく質が豊富です。髪や肌、血液の原料になります。こちらも植物性たんぱく質とのバランスを見ながら食べてください。またホタテにはタウリンが豊富なので、産後の疲れが気になる時に、特におすすめです。

 

産後はトラブルが多く、体が不調なのはもちろんですが、それによって落ち込み心までバランスを崩してしまうこともあります。そこで産後に必要な栄養素を知り、旬の食材を食べて、体も心もケアしていきましょう!

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この記事の監修者:松尾和美

保有資格

・管理栄養士
・野菜ソムリエ
・美肌食アドバイザー
・栄養療法ダイエットアドバイザー
・ベジフルビューティーアドバイザー
・ファスティングマイスター
・薬事法管理者
・コスメ薬事法管理者

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