2022.12.01

妊活中におすすめ！冬が旬の食材をご紹介

公開日：2022年12月1日

旬の食材はおいしいだけでなく、体に良いので積極的に食べましょう。とよく言われますが、その理由はご存知ですか？旬の野菜はその他の時期に収穫された野菜と比べると、含まれる栄養素の量が大きく違ったり、甘みや旨みがギュッと詰まって野菜本来の味がするため、調味料を多用しなくても素材の味を楽しみながらおいしく食べることができるなど、メリットがたくさんあるのです。妊活をはじめるにはたっぷりの栄養を摂ることが大切なので、効率良く栄養を摂りたいですよね。今回は、冬が旬の妊活におすすめの食材をご紹介します。

旬の野菜のメリットとは？

食材自体の味が濃くておいしいものが多い

野菜は不思議と、その時期に体に必要な栄養素が詰まっています。冬によく採れる野菜の特徴は、寒さで凍ることがないよう自身の細胞に糖を蓄積するため、糖度が高く、体を温めてくれる成分を含む野菜が多いです。例えば大根やほうれん草など、冬によく採れる野菜を食べたときに甘くておいしいと感じるのは、野菜自身が外的環境に適応するために、糖をぎゅっとため込んだからです。
逆に夏野菜には、水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、体にこもった熱を中からクールダウンしてくれます。トマトやキュウリなど生で食べられるものも多く、夏に不足しがちな栄養素を簡単に補給できるのが、夏野菜の長所です。
気候や季節により体に必要な栄養素があります。旬のものを旬の時期に食べることで、旬の野菜がその時体に必要な栄養素を教えてくれるのです。

栄養価が高い

野菜は旬の時期が、一番栄養価が高いです。今はハウス栽培などもあるため１年中同じ野菜を食べることができますが、厚生労働省の資料によりますと、旬の野菜は旬以外の時期に採れた野菜と比較すると、多くの野菜で約２倍の栄養価が含まれてることがわかりました。

手に入りやすい

旬の食材はその時期にたくさん採れるため、比較的安価で手に入ることも嬉しいポイントです。スーパーや道の駅など、様々な場所で旬の食材が多く販売されていますので、値段のみならず、量の面でも手に入りやすいのではないでしょうか。今なら旬が冬のものを食べて、妊活ライフを楽しみましょう。

妊活におすすめの冬が旬の食べ物とその理由

ほうれん草

ハウス栽培できるため、１年を通して買うことができますが、実はほうれん草は冬の野菜です。しかも寒くなればなるほど甘くなるので、ほうれん草の苦味が苦手な方でも冬採りのものでしたら食べやすいかもしれません。おひたしや炒め物などにも使いやすく、細かく刻んでパンケーキや蒸しパンなどに入れてもおいしい野菜です。
ほうれん草にはβカロテン（ビタミンＡ）、ビタミンＣ、ビタミンＥ、葉酸、そして鉄などが含まれます。血行促進が期待できる栄養素ビタミンＥは、妊活に欠かせない栄養素の１つです。特に普段から手足など抹消が冷えやすい方は、全体的に血液循環が滞りがちです。妊活には子宮に栄養を届けるため、しっかりとした血液循環が必要で、血流の面から妊活に寄与するほうれん草は、大変おすすめの食材だと言えます。妊娠初期から必要な葉酸も含まれています。

大根

冬に採れる大根は、甘みがより強くておいしいと言われています。生のまますりおろして、そばなどにかけても良いですし、青い部分は辛みが強いので、おでんや味噌汁の具材にして加熱してご使用いただくと、辛さを感じにくくておすすめです。
大根に含まれるイソチオシアネートは、血栓の予防や殺菌効果があります。普段から座り仕事が多い方は、血栓予防として食べていただくことをおすすめします。また大根にはビタミンＣも豊富です。風邪予防や妊活に大敵のストレス解消におすすめです。
捨ててしまいがちな大根の葉にもβカロテン（ビタミンＡ）が豊富に含まれているので、醤油で炒めてごまをかけるなどして、ごはんのおかずにしていただくと良いですね。

白菜

鍋料理の定番である白菜は、冬の代表的な野菜です。鍋料理に使用するのはもちろんですが、味噌汁の具材にしても良し、豚肉などと一緒に煮ても良し、温かい料理との相性が抜群な野菜です。ずっしりと重みがあるものを選ぶと良いです。
白菜にはビタミンＣや、葉酸などが多く含まれます。妊娠初期から必要な葉酸や、風邪を引きやすくストレスを感じやすい方に、ぜひ摂ってほしいビタミンＣなどが豊富ですので、白菜も妊活におすすめの野菜です。

春菊

白菜と同様に鍋料理の定番ですね。春菊は匂いや苦味が気になる方もいらっしゃるかと思いますが、この春菊の苦味は葉の部分に集中しており、加熱することで苦味が出やすくなると言われているため、葉の部分は煮込むのではなく、さっと湯通しして食べていただくことをおすすめします。
春菊にはビタミンＣや、苦味の成分であるポリフェノールが多く含まれています。妊活では卵子の老化を予防することが大切なので、抗酸化力の強いポリフェノールが必須だと言えます。さらに、風邪を引いたりストレスを感じたりするとビタミンＣの消費量が増えるため、風邪を引きやすくストレスを感じやすい方に、ビタミンＣが豊富な春菊は大変おすすめです。

寒くなり、冷えやすい冬での妊活成功の鍵は、血流を良くすること、そしてストレスや風邪に打ち勝つことです。ご紹介した冬が旬の野菜には、これらにアプローチできる栄養素がたっぷり詰まっていることをご理解いただけたでしょうか？おいしくて栄養がたっぷり、さらに価格的にも手に入りやすい、冬が旬の野菜を日々の食卓に取り入れて、ストレスフリーで無理なく妊活をしましょう。

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