コラム

妊活の第一歩!冷え解消 ~身体を温める食べ物・避けた方が良い冷やす食べ物~

『赤ちゃんが欲しい』そう考えた時にどのような準備をしたらよいでしょうか?体温計を用意して毎日の基礎体温を付ける、産婦人科の病院に相談に行くなど様々なことが考えられますが、まずは“身体を温めること”そして“身体を冷やさないようにすること”が自宅でできる大切な妊活の第一歩です!
身体を温める方法としては、適切な運動をして代謝を上げる、お風呂に浸かって温まるなど様々な方法がありますが、今回は管理栄養士が『妊活に向けた身体を温める食べ物』を中心にお話しします。

<目次>
1. 身体の冷えが妊活に与える影響
2. 身体を温める食べ物
2-1. 基本の「き」!たんぱく質とビタミンB6
2-2. 身体を温める果物や野菜の見分け方
3. 身体を冷やす食べ物

1. 身体の冷えが妊活に与える影響

「妊活=身体を温める」ことが大切ですが、では逆に身体が冷えている状態ではなぜ妊活には良くないと言えるのでしょうか?
身体は冷えると血液循環が悪くなり、身体全体への血液の供給も少なくなります。そうすると子宮にも血液が供給されにくくなります。子宮への血液の供給量が減ると、受精卵が着床しづらくなるため不妊に繋がる可能性が高くなります。一方で、体内の血液循環を良くして子宮に十分に血液を送ってあげることで、着床・妊娠の確率を上げることができると言えます。

夏でも常に手足が冷えている人や、平熱が36℃を下回る人は、“身体が冷えているサイン”です。妊娠を希望する人はもちろんですが、今すぐに妊娠を希望していなくても、将来的に赤ちゃんを授かりたいと思っている女性の皆さんは、“身体を温めること”を今から実践していきましょう。

2. 身体を温める食べ物

2-1. 基本の「き」!たんぱく質とビタミンB6

身体を温めるためには、まずは身体のもととなる『たんぱく質』が大前提として必要です。たんぱく質とは肉・魚・卵・大豆製品などです。たんぱく質の中でも動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2種類あり、これらをバランスよく種類が偏らないように食べてください。1日のたんぱく質摂取量の目安としては、ご自分の手のひら大×2~3つ分です。細かい計算で言いますと、体重×1.0g以上のたんぱく質は毎日食べてください。
そして、その食べたたんぱく質をうまく身体に取り入れ、代謝を上げるためには、補酵素(サポーター)として働いてくれる、ビタミンB6も必要です。ビタミンB6は、かつおやまぐろ等の赤身の魚や、豚ヒレ肉や鶏ささみ、レバーなどに多く含まれています。

ただし、あれもこれもきちんと調理して食べなきゃいけない!と考えることはストレスにつながります。ストレスは妊活の大敵なので、便利なアイテムに頼るのも実はとても大切です。コンビニ食やサプリメントなどもうまく活用していきましょう。

2-2. 身体を温める果物や野菜の見分け方

野菜や果物で身体を温める食材の見分け方としては、①寒い地方で採れるもの②寒い時期に採れるもの③土の中で育つものが、主に身体を温める食べ物です。例えば①の例で言いますと、日本の中でも北の寒い地方である青森県で採れるリンゴ。リンゴは身体を温める果物です。また、③の例で言いますと、生姜・ごぼう・にんじん・ジャガイモ・レンコンなどです。これらの野菜は鍋料理や煮込み料理にとても合う食材です。温める食材を、さらに温かい料理で食べることでより一層身体を温めてくれます。生姜をたっぷり入れたスープや根菜類の煮ものなどがおすすめです。

その他、見た目としては、白っぽい食材よりも黒っぽい食材が身体を温めてくれます。例えば白砂糖と黒砂糖で迷ったら黒砂糖を、白米と玄米で迷ったら玄米を選んでいただくと身体をより温めてくれます。

3. 身体を冷やす食べ物

野菜や果物で身体を冷やす食材の見分け方としては、前述したものと反対の指標となります。①暑い地方で採れるもの②暑い時期に採れるもの③土の上で育つものが、身体を冷やす食べ物です。
①の例で言いますと、バナナは熱帯エリアで採れる果物です。「バナナは便秘解消に良いと聞いて食べています」という女性の方も多いのですが、実は腸が冷えてしまい、便秘解消どころか身体を冷やす原因となっていることがあります。こういう場合は焼バナナにするなどひと手間熱を加えてあげると、身体を冷やしにくくなります。
また、飲み物はできるかぎりホットでオーダーしていただき、もしコールドでも氷は入れないようにして、体内から冷やしてしまう原因となるものは基本的には避けてください。

今回は“妊活の第一歩”として、“身体を温める食べ物・避けた方がいい冷やす食べ物”についてお伝えしました。食材の旬や栽培方法を考えていただくと、イメージがついてスーパー等でも見分けがつきやすいかと思います。ただし完璧な手作りにこだわりすぎるあまりストレスをためることの無いよう、便利なコンビニ食やサプリメントにも適度に頼りましょう。

(記事監修:管理栄養士 松尾和美)

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